美人とすれ違う



姿勢が綺麗な子




なんとなく思った。きっとくまモンランドの子じゃない。





『声掛ける際はよく女の子を観察してください』昼間受けた講習の座学で岩クマーさんが言われてた言葉。



くまモンランドはファッション、メイクがガラパゴス化してる気がする。
清楚系美人が多いのはこのせいだと思う。




彼女はライダースに黒のスキニーパンツ、決して珍しくない格好。



だが、メイクがこの街の少なくともこの時間にはいないタイプ。


そんな気がする。たぶん。


たぶんね。




岩クマーさんのおかげでこのメイクに気付けたと言うのは言い過ぎだろう。



が、気付ける余裕が出来たのは間違いなく講習のおかげ。



そして半年間夜のストリートに立った自分の成長の証。



あ、そもそも美人に声掛けれるようになったのは岩クマーさんの熱意のおかげだ。



感謝感謝。










COOL『こんばんわーライダースお似合いですね』



CA子『ありがとう』


早歩きになる彼女



COOL『パンツとあわせてファッショナブルですね、やたらセレブリティですけどセレブですか?』



CA子『違いますw』




COOL『あれ?もしかしてパリス・ヒルトンさんですか?めっちゃファンなんすよ!』




CA子『全然似てないしw』




COOL『ちがうんですね。やたらセレブリティなんで勘違いしました。てかおねえさん東京の人ですか?』




え、と驚く彼女。どうやら正解。別に間違ってたってかまやしない。




CA子『そうですけど。なんで?』





COOL『顔に書いてありますよ。ヒルズ族って』





CA子『w』




からの和みトーク。




数時間前に受けた講習内容を意識して話をすすめる。



大丈夫。頭は講習時より冷静だ。




COOL『で、おねえさんどちらへ?』



CA子『ラーメン食べたいんですけどどこかおすすめありますか?』



COOL『一蘭は?』



CA子『東京にもありますw』



COOL『ちょっとキャッチに聞いてみよっか』



CA子『いえいえ、大丈夫です。一人で探します。』




歩いてるとコンビニ前でくるくる牧場さんとウッディさんと遭遇。


くるくる牧場さんにオススメの店を教えて頂く。



ありがとうございます。



案内するよ。じゃあお願いします。


もしかしたらくるくる牧場さんとウッディさんの姿を見て信用してくれたのかも。



彼等は爽やかすぎるイケメン。



テンパっててちゃんとお礼言えなかった気がしたので後日DM送りました。親切にありがとうごさいました。



並行トーク中に彼女の事を聞き出す。



20代。


東京から仕事で来た。


前日まで宮崎にいた。


CA。


COOL『CAなんだ。どうりで歩く姿勢が綺麗だと思ったよw』



CA子『関係あります?w』



COOL『無いかもw』



COOL『華やかなイメージだけど大変でしょ。トイレ掃除とか』



CA子『トイレですかw』



狙ってネグったわけじゃないけど笑ってくれた。



CA子『お仕事何されてるんですか?』



美人からの早目の質問。



ボケたけど滑った。


が、愛想よく流してくれる。


岩クマーさんから『そのボケわかりにくいわ』と昼間指摘されたことを思い出す。


失点しないように気を引き締め直す。






ラーメン屋in


彼女はラーメン。COOLはビール。


美味しいと喜んでくれる彼女。


ラーメン食べてる彼女に気を使って話ペースを落とす。


たまに会話。




本当に今日は冷静でいられる。




『話過ぎちゃって失点してるのかもしれません。沈黙も楽しむ余裕が大事ですよ。』




悩みを相談した際の岩クマーさんの言葉。





それに沈黙の理由が彼女の為なら怖くない。





彼女が食べてる間は、昼間岩クマーさんに頂いた連れ出し後のフロートチャートをカンニングw




クラッチバックの中の資料をチラ見。



講習→飲み会直後の連れ出しでインプット不足でした。



COOL『せっかく東京から来たんだからご馳走するよ。東京帰ったら九州で熊本が一番いいとこだって宣伝してねw』



CA子『わかりましたwありがとう』



COOL『もう一杯お礼に付き合って』



CA子『じゃあ少しだけ』



いつも使うバーのカウンターが埋まっていた。



他のバーへ。



カウンターが空いていた。




寒いと言う彼女にブランケットを二枚渡す。




一枚を背中にかけてあげる。




彼女はホットウーロン。COOLはカクテル。




改めて和み直す。


自己開示。



しかし時間は限られている。



明日の昼のフライトで帰る。



現在23時半。



憧れのCA。二度と会えないだろう。今日ゲットするしか無い。



そして講習のおかげでしたと大好きな岩クマーさんに伝えたい。



この雰囲気なら必ずゲット出来る。そういうマインドだった。


家族。仕事。出身。交遊関係。



『その話面白いんで、その話を女の子にしてあげて下さい』と選んでくれたCOOLの元相方とのエピソードを話す。


笑ってくれる彼女。



こんな時間にラーメン食べた彼女をいじる。


彼女は素晴らしいコミュニケーション能力の持ち主だった。


知的で面白い返しがポンポン出てくる。



綺麗なネグを。岩クマーさんのようなお洒落で、女の子の気分が良くなるネグを。



途中彼女からボディタッチが寸止めで入りそうになる。

※こういう場合みなさんどうしてますか?彼女からボディタッチが入るまで現状維持?
僕はタッチしていいんだよって意味で彼女からのネグ、冗談を拾ってタッチしてます。
でも女の子もバカじゃないからすぐボディタッチ返したら違和感ありますよね?



恋愛トークへ。




前の彼氏は地元の友達。



でも別れて東京来て2年彼氏はいない。




COOL『その間なんもなかったの?ワンナイトとかは?』


しまった。岩クマーさんはこんな直球で聞いていなかった。たしかもっとオブラートに上手に誘導していたはず。



ちょっと焦った。




CA子『ワンナイトはあります』




びっくりした。


いつも微妙な空気になる質問もすんなり答えてくれた。


そしてワンナイトありなんて言う子は記憶の限り初めてだった。



課題だった和みが上手くいっていたのかな?



優しくワンナイトを肯定した。



COOL『東京ナンパ多いでしょ?』


CA子『はい』


COOL『ついていったことは?』


CA子『無いです』


COOL『これナンパだよ?もしかして本当に壷買ってくれるつもりだった?w』


CA子『そのつもりでしたよ。50円の壷ならお土産に2つ位下さい』



彼女との会話は楽しい。しかし違和感。



コミュニケーション能力の高い彼女。



慎重にセックスのハードルを下げるトークを入れる。


よく使うマズローの欲求5段階説


今回は彼女を置いてきぼりにしないように。


いつも焦って一方的に話してぽかんとさせている。


上昇思考の強い彼女にピッタリの話だ。たぶん。



COOL『ってこんな話して面白い?』


CA子『え、気になります。』


良かった。食い付きはある。




理論的な話や心理学的な話が好きな彼女。


でもそれ以上の引き出しはありません。





COOL『君にピッタリのカクテルを選んであげるよ!飲むのは俺だけどw』



気づけば二杯目に突入。



凄腕さんのルーティーン『キール』


大丈夫。今回はしっかり伏線をはっている。


届くはず。


何故キールなんですか?


彼女もしっかり目を見て話してくれるようになった。


理由を話す。




へーと聞き入る彼女。



COOL『ちょっと一口飲んでみなよ』


CA子『頂きます』


COOL『もうそれ君にあげる』




なんて上手なお酒のすすめ方。


バーに着いて一時間が経っていた。


もう充分でしょう。



タイミングを見てカウンターの下で手を握る。握り返し無し。



あれ?



いい匂いするね。髪を匂う。




無反応な彼女。拒絶も何も無い。



ただ店のモニターにいつも流れてるアニメーションを眺めている。



呼び掛けに反応しない彼女。



予想しなかった反応に戸惑う自分。






そもそもここでギラつくべきじゃなかったのか。






個室でギラついて下さいと岩クマーさんに説明を受けていた。
講師の言葉を軽んじた訳じゃなかった。
自身の経験から食い付きのある美人にはこれで通用していた。






初心者ながら食い付きのある子への嗅覚は自信を持っていた。




それを見誤った?




ただ焦る。




時間が無いなんてそもそも自分で決めつけていた。





和みなおそう。













美人『そろそろ帰りましょうか』



え。






突然の強い宣言。



いい雰囲気から一転。ギラついてからわずか5分位の事だった。


頭はまっ白だった。



彼女の強い意志のこもった口調に何の反応もできず店を出る。



本当に急展開。












COOL『ホテルまで案内するよ』



CA子『大丈夫です』



COOL『暗い道だからせめて送らせてくれ』



COOL『東京戻っても頑張ってね。』



COOL『手くらい握りたかったな』






情けない言葉達。



和みやネグなんて余裕はもう無い。



美人『ついて来ないで下さい先輩達に見られます』



なんとか足を止めて貰おう。



そして君を今日抱きたいとしっかり伝えよう。




CA子『朝ごはん買うつもりだったんでコンビニ行きます』


ホテル側のコンビニに入る彼女。



もうこっちを見向きもしない。





でもこのタイミングでコンビニ寄る?俺を撒いてからいくはずじゃない?




彼女も戸惑っているだけでは?



わかった。彼女のホテルの前で戦おう。



最後まで諦めない。



買い物を済ませてホテル前に着く。






だけど駄目。







歩みを止められない。



フロントチェックが厳しそうなホテル。




ロビーにも人影がチラホラ。





負け。







思わず天を仰ぐ。






ホテル前のバス停に力無く座り込む。




何がいけなかったのか。





個室打診すべきだった?



そもそも彼女の高いコミュニケーション能力を食い付きと勘違いしていた。



共感トークが出来ていなかった?



俺の振舞い?雰囲気?




男として見られていなかった?



わからない。





負けツイート。





悔しい。







『COOLさん女の子に興味もててます?』




岩クマーさんに女の子と和めませんと相談した時のギクリとした言葉。



興味はありますがテンパってそんな余裕ありませんとしどろもどろで答えた言葉。



女の子への興味。


ゲットする。CAを。美人CAゲットってツイートする。




そんな考えがあった。















わからない。



(記事あげたら今回うまれた疑問点、忘れているところ長文で質問させて頂きますw)



とぼとぼ街に戻るとばったり岩クマーさんに会う。




『COOLさん残念でしたね!CAなんて凄いじゃないですか!』



岩クマーさんの教えを守っていれば精一杯頑張りましたと言えたと思います。






みていてくれた。



本当に優しい。




『COOLさん上手くなると思いますよ』



うなだれるCOOLに優しい言葉をかけてくれる。


ありがとうございます。


『まだ時間は早いです!お互い頑張りましょう!』



本当にタフだ。そしてナンパを楽しんでらっしゃる。


COOL『はい!』



彼の素敵な笑顔につられるw




そうそう。COOLはナンパ初心者。




失敗を繰り返して成長できるはず!




今日の素敵な出会いを忘れずに。




夜は始まったばかり。




仲間が頑張ってるからまだ歩けます。




岩クマーさん。初めて合流させて頂いたくるくる牧場さん。ウッディさん。もんちっちさん。

色々ありがとうございました!

これからもよろしくお願いします!







誤解無いように言っておきますが、講習ではルーティーンを使えなんて教えてません!(笑)

私、ルーティーン使いたがりのロマンチストなんです(;´д`)






ツイートで講習内容の様子を記事にすると言っていましたが、連れ出したCA子とのやりとりがあまりにも忘れられない、そして講習で学んだ事を活かせたかなーと思ったので記事にさせて頂きました。


悔しいアポ、連れ出しこそ学ぶ事が多いので連れ出し記事を選びました!

さて講習では地蔵の改善を相談するつもりだったのですが、当日は岩クマーさんの熱意、人柄に魅了され、美人ばっかり選んで貰って声掛けさせて頂きましたw


そして努力するポイントを明確に指し示して頂きました。


講習結果は8声掛け2ラインゲット。


岩クマーさんが別の方の講習の為、別れて飲み会までの間に強目美人金髪ギャルのラインとラーメン屋で初めてしたブーメランが返ってきましたw


金髪ギャルとなんとかアポれればと思っています。


一日で、そしてちょっとした出会いで人って劇的に変われるんだなと感動しました。



今回だけじゃなくてこれを継続させなきゃ意味無いんだなと思ってますf(^^;




そして宴はまだまだ続きます!




次回もお楽しみに!